バナナのおはなし
banana
バナナがみんなのおうちに届くには…
(※フィリピンのバナナの場合)
- 【産地】フィリピン
船で7日~10日
- 【到着港】博多(福岡)・門司(北九州)
トラックで4時間
- 鹿児島青果
【加工】約5日
- 【小売店】スーパー
八百屋さん など
- みんなのおうち
青いバナナでやって来る!
日本にやって来るバナナは、必ず青いバナナ(みどり色)だけって、決まっているんだ。
そして船の中では、バナナは冷蔵庫に入っていて、眠っているんだよ。
どうして黄色いバナナじゃないの?
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- 日本にくるまで時間がかかり、くされてしまうから。
- 日本に住んでいない害虫(バナナを病気にする悪い虫)が、つくかもしれないから。
バナナはこうやって黄色くなるんだ
みどり色のバナナは、しぶくてかたくて食べられないよ。
「室(むろ)」という部屋に入れて、ゆっくりと時間をかけて、甘くてやわらかい、おいしい黄色いバナナに変身させるんだ。
「室」に入れる
みどり色のバナナは、まだ眠っているバナナ。
「室」という大きい冷蔵庫のような部屋へ「エチレン」と一緒に入れると、バナナが目を覚まして、ちょっとずつ黄色くなるんだ。
「室」の温度は20度、だいたい1日~1日半たつと黄色くなり始めるよ。
「エチレン」って、な~に?
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くだものはみんな、自分のチカラで甘くなろうとしているよ。
そのチカラが「エチレン」という植物ホルモンなんだ。
人間や動物の体に害はないんだよ。
この「エチレン」を少し使って、バナナが黄色くなる手助けをしているんだ。
黄色いバナナに変身させるプロのワザ!
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きれいな黄色いバナナにするのは、とってもむずかしいんだよ。
「室」の温度を上げたり、下げたりするんだ。
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温度を上げると…
黄色いバナナになるスピードが早くなる。
温度を下げると…
黄色いバナナになるスピードがおそくなる。
12度になると、黄色くなるのが止まるよ。
温度を下げすぎると、茶色いバナナになっちゃうんだ。
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みどり色のバナナは、そのまま置いていても自然に黄色くなるんだけど、「いつ?」「どれくらい?」ってわからないんだ。
だからプロの目とワザで「室 の温度を○○度にする」「エチレンを使うタイミング」など、しっかりと管理して、きれいな黄色いバナナに変身させるんだよ。