鹿児島青果株式会社

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2024.12.10

JA種子屋久 屋久島支所「ぽんかん 初売り式」が開催されました

2024年12月9日(月) JA種子屋久 屋久島支所 「屋久島ぽんかん初売り式」が鹿児島中央青果株式会社で開催されました。

今年は、屋久島に「ぽんかん」が導入されてから100周年になります。

はじめに、JA種子屋久 屋久島支所 経済課 鎌田 忠明課長の挨拶がありました。

「屋久島にぽんかんが導入されて、100周年を迎えました。生産者は約200名います。これからも1年1年を大切に販売を支えていきまます。また、ぽんかんには“ん”(運)が2つあります。縁起の良い果物ですので、屋久島ぽんかんで年末を締めくくり、穏やかな新年を迎えていただきたいです。市場の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。」とお話をされました。

続いて、鹿児島中央青果株式会社 池田 学 代表取締役社長の挨拶がありました。

「屋久島ぽんかんが100周年を迎えられました。これを一つの節目として、また新しい歴史が始まります。世界自然遺産の屋久島で育てられるぽんかんを、これからも大切に守っていくために、皆様どうぞよろしくお願いいたします。」とお話をされました。

そのあと、100年の歴史を誇る原木から収穫されたぽんかんを100個と記念品が配られました。

屋久島ぽんかん100年の歴史を“屋久島ぽんかん祭実行委員会”の記念誌より引用して、ご紹介します。

1924年、屋久島ぽんかんの原木は、当時の下屋久村長の黒葛原兼成氏が屋久島の農業新興のために、台湾から苗木を200本取り寄せて栽培されたそうです。
 
黒葛原氏は、県農業試験場委託試験地として岡田技師の協力を得て、粉骨砕身10年の歳月を経て、日本で初めてぽんかん栽培に成功し、「屋久島ぽんかん」の名を残されました。

その後、1936年頃から栽培面積が屋久島全体で増え始め、積極的に産地が拡大されました。この原木は現在も、黒葛原氏の曾孫の方が管理されているとのことです。

弊社(鹿児島青果株式会社)の果実売場でも特設コーナーにてPRしました。

南国亜熱帯の降り注ぐ太陽、ミネラルを含む豊富な雨量が育てる「屋久島ぽんかん」には、屋久島での栽培が根付くまで努力された方々の歴史と、未来へ繋いでいく方々の想いが詰まっています。

そのやわらかい果肉、果皮から広がる香り、濃厚な甘さをぜひ、ご賞味くださいませ。

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